黄島点心「断末夢」
怖さ:☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆☆
☆満点です!
諸手を上げて大歓声を上げながら応援、という訳にはいかなかったものの、毎月の発売が楽しみだった「アトモス」。
諸手を上げて大歓声を上げながら応援、という訳にはいかなかったものの、毎月の発売が楽しみだった「アトモス」。
平成のホラー誌に対しての応援が全く足りなかったことに気付いたのは、廃刊が決定してからでした…。
もっと月に5冊買うべきだった!もっとレビューを書くべきだった!面白い作品をtweetしまくるべきだった!!
失ってからでないと気付かない、人間の愚かさの常。
その悔しさの源の一つが「黄島点心のホラー漫画」だったのです!
そんな黄島点心先生が、リイドカフェなるサイトで連載を始めたのだから、もう歓声を挙げながら体液をグジャグジャ零し、リイド社(西方)を数珠を握って拝むしかありません。
リイドカフェ連載『黄色い悪夢』の第一回は「断末夢」。
死の間際に見る夢の世界は、虚構か現実か。
反転する世界、逆巻く未来。
この強烈な巻き戻し・繰り返し・反復・反転は、申し訳程度に出て来る「死体」という要素を差し引けば完全に「奇想SF」。死体によってややおどろおどろしさはあるものの、ホラー漫画的要素はあんまりないので「怖さ」は☆2つ。
でもこんな漫画界の筒井康隆とも言うべきハジケ・表現は、どうしても「状況」の☆を一つ増やしたい!見れば、読めば分かる、こんな変なマンガを描ける人は、現時点で他に居ないのです!
死の間際に見る夢の世界は、虚構か現実か。
反転する世界、逆巻く未来。
この強烈な巻き戻し・繰り返し・反復・反転は、申し訳程度に出て来る「死体」という要素を差し引けば完全に「奇想SF」。死体によってややおどろおどろしさはあるものの、ホラー漫画的要素はあんまりないので「怖さ」は☆2つ。
でもこんな漫画界の筒井康隆とも言うべきハジケ・表現は、どうしても「状況」の☆を一つ増やしたい!見れば、読めば分かる、こんな変なマンガを描ける人は、現時点で他に居ないのです!
もっともっと!見たこと無い世界を魅せてくれ、黄島点心!!!(先生)
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