怖さ:☆
造型:☆☆
状況:☆☆
浜慎二先生の漫画、というか、昭和ホラー漫画との初めての出会い?と思しき、思い出深いレモンコミックス。
怪奇小説作家である父が、ある島で貰ってきた「呪い」。その呪いによって、少女は異常な症状を見せ始める…。
物語に意外性は無いものの、まるで横溝・乱歩の小説を読んでいるような、初読でも懐かしさを感じる怪奇感があります。
浜慎二先生は、絵が上手く、物語の構成も非常に巧みなのですが、「漫画を作ることにブレが無い」と言いますか、上手いからこそフツーに終わってしまう、のが弱点。
とはいえ、その「昭和っぽいオーソドックスな怪奇感」はたまに触れたくなるものがありますし、昭和ホラーってなんぞ?という方への入り口としてオススメ、というところでもあります。
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