怖さ:☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆
と訴えかけたくなるものの、本作はもう、ほぼほぼ「パソコンサタン」のみです。それに尽きます。…勿論好美先生の作品群に共通する愛嬌はありますが、踊るぽんぽこりんよろしく、パソコンの中からボワっとパソコンサタンが登場、もーーーうコレです。あと個人的な感性としてはそのパタン(略称)の造型は特段パソコンらしさも無く、キャラクターとしての魅力も無いです。
…でも、とてもイイ漫画なんだなあ。
なお、本書の刊行年は1986年ですが、奇しくものちに「メガテン」としてアニメ・ゲームへとシリーズ化していく小説・西谷史『デジタル・デビル・ストーリー』も同年の刊行。
勿論どっちがパクリだなんだとか言うつもりも無く、「PC」「インターネット」の黎明期における未知への恐怖・そして現代においては一種牧歌的な、その反映イメージの表出として、個人的には共に強い印象が残る作品でもあります。
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