怖さ:☆☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆
学校の怪談的な不明瞭な存在「犬男」が、さしたる意味も無く、肉を持ち実体化していく。人間にとって身近な筈の「犬」という存在が、よく分からない恐怖と重量を帯びて行くパワー系(でもパニックでは無い)長編ホラー。
タイトル…というか装画が若干ミスリードで、「犬男」なる魅力的げなキャラクター・怪異が暴れ回る訳では無いものの、その「現象」の描写・恐怖への導線はホラー漫画としてとても魅力的ながら、95年から96年にかけてビッグコミックスピリッツに連載されたのち未単行本化・2018年に何故か権利を買い取ったらしきぶんか社から電子書籍としてのみ刊行。
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