怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆
「人間の中と外が裏返る」現象が世界同時多発的に発生、裏返る事は=死では無く、むしろ「人喰いの触手の化け物化」、無敵の存在となる一時的な変身であり、孤島に研究室の保全として一人残った大学生・牧村芽衣子は、自分自身が化け物になる側・「ういち」として、事態に参加する事に。「この社会の不条理」としても「この社会で女性が生きる上での不条理を描いたホラー漫画」としても、とても良かった。惜しむ楽は、編集部側の論理らしき終盤の尺の性急さ。打ち切りっぽいエンディングが、作品の価値を堕しています。3巻まで紙で出たのちに、4・5巻電子のみで完結。
「ミソジニー的感覚の男性主人公が変な力を手に入れる『ムシヌユン』」・「成り行きとはいえ絶対的・家父長的役割を女性が背負って世界と戦わねばならなくなる『竜女戦記』」と比しても、本作は「この世界で戦う必要が生じた女性」と、「無敵になってもまた「男女」という不条理に苛まれればならない」という点において、極めて批評的な構造を持った作品で、改めてホラー漫画としても社会批評としても、とても良いです。
「ミソジニー的感覚の男性主人公が変な力を手に入れる『ムシヌユン』」・「成り行きとはいえ絶対的・家父長的役割を女性が背負って世界と戦わねばならなくなる『竜女戦記』」と比しても、本作は「この世界で戦う必要が生じた女性」と、「無敵になってもまた「男女」という不条理に苛まれればならない」という点において、極めて批評的な構造を持った作品で、改めてホラー漫画としても社会批評としても、とても良いです。


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