2026年1月21日水曜日

破邪『学校の怪談 アブナイ女教師篇』

怖さ:☆☆

造型:☆☆☆

状況:☆☆

臨時化学教諭(超天才)・四条縁の引き起こす、学校の怪奇な事件集。『笑ゥせぇるすまん』方式に、欲望を持つ生徒たちの前へ、四条先生が超常的な薬・解決策を提示するも、そのリスクを無視した生徒たちが破滅していく…という連続オムニバス。九段先生や鵺野先生はちゃんと先生の格好してんのに、こんな格好の先生がおるか。

「篇」とタイトルに付いているものの他のエピソードが存在する訳では無く、おそらく当時流行の「学校の怪談」類型に対して「アブナイ教師が活躍する」という意味合いの名付けか(一応学校を舞台にはしていますが、いわゆる「学校の怪談」的な要素は無く、スプラッタ・サスペンス的感覚の作品)。

単行本は全2巻・秋田書店「サスペリア」連載ながら、ぶんか社が未収録分を2巻分含め全4巻で電子化。

破邪(ぱじゃ)先生、近年ではほぼ成年漫画家として活動されていますが、そのキャリアにおいて中期辺りの作・おそらくほぼ唯一のホラー漫画。女体・ホラークリーチャー、どちらもしっかり描かれており、ホラー漫画として十全な作品です。

…ながら、連載が重なる毎に、四条先生が「先生」である事がどんどん作品の足枷になっていき、「研究に帯同して欲しい」「世界的天才として依頼したい」等々で学外に呼ばれて展開する話の方が面白くなっていくの、「連載ホラー漫画」というものの難しさを感じます…。



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