2026年2月3日火曜日

古谷三敏『墓場の血太郎』

怖さ:☆

造型:☆

状況:☆☆

赤塚不二夫のフジオプロ出身、古谷三敏による、おそらく唯一であろう怪奇漫画作品集。…とはいえ、お人柄が出てしまってるのか、収録作の題の多くに「恐怖」と付いていながら、ほぼギャグ漫画になってしまってる・そのギャグも赤塚不二夫ほどの毒は無い…という所。

表題作「墓場ネズミの血太郎」は、日野日出志作品的な哀愁漂う、怪奇漫画。本の題を「墓場の血太郎」としたのはちょっと編集側の狙いもあるのかもですが、特に鬼太郎パロとかでは無いです。

全般「怪奇」「恐怖」としては弱くはあるものの、「ロビンソンクルウゾー」「タクアンにされ死」等々、ちょくちょく異常漫画要素は登場して来て、中でも、「恐怖ドクター」はバカボンの「ただでもうける大もうけなのだ」が過ぎる異常作品です。医者に憧れる主人公が医者に弟子入り、先輩や患者にやりたい放題する、というギャグ漫画。…かと思わせて、やりたい放題出来るのには理由があった、という個人的に好みなオチの異常SF。



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