怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆
「幻想電波研究所」の所長として、政府筋からも一定の信頼の置かれる二階堂鏡子・事件録。
この世に蔓延る幻聴・幻視的(謂わば霊媒的な)感覚を、「電波」として捉え、常人には繋ぎ難い点と点を繋ぎ、神懸かり的な能力で以って解決策を見出す…という鏡子の方法論は、正に「電波系」でありながらも、それが社会的に良いこと・職能として見做されている作品構造に村崎イズムが感じられて面白い作品です。…霊やら電波やら出て来ますが、ホラーでは無く、オカルトというかサイキックというか、「電波系」の漫画なので、ココで言及すべきで無い所ですが…。
似た作品構造を持つ「マルサイ」や『BLACK BRAIN』と比しても、世紀末・90年代といった空気感や、村崎百郎の持つ電波に対する哲学が濃厚に織り込まれていて、その独自性が面白い。


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