怖さ:☆
造型:☆☆
状況:☆
井上大助のボンボン連載作、トラウマ作品として名高い作品。
ボンボンKC・講談社からは単行本化されず、日本文華社からB6判『迷宮神話 はじけて!ザック』全4巻として刊行、のちに復刊ドットコムよりA5判『はじけて!ザック』全3巻として刊行。電子版は再び全4巻の『迷宮神話 はじけて!ザック』のタイトルで刊行。
女と喧嘩が何より好きな地蔵河原朔左衛門、通称・ザックは、祖父の遺言で花嫁探しにブラジルから日本へ。その野生児じみた奔放さは、お世話になるお家・学園をてんやわんやにするのであった…!という学園コメディが、ザックの喧嘩好き故のボクシング部への入部から、リンかけじみた破天荒なスポ根ものへ、と思いきや、部のある学園・引いては市は、白川親子が悪逆の限りを尽くす場であり、試合の名目のもと、その息子・ユダとザックの血みどろの死闘が幕を開けるのだった…。と思いきや、ユダが不死身なのは魔界の住人だったからで、ザックは真の力を解放し、魔界の住人達との人智を超えた戦いが始まる…!
…という、ジャンルの反復横跳びが読者に強烈な印象・トラウマを与えたそうで、序盤のエロギャグ・スポ根ノリがキツ過ぎて自分は全4巻中の1で挫折していたのですが、この度読了。…確かに、山上たつひこ・徳弘正也のギャグ部分的な所から、永井豪の残虐部分へ急ハンドルを切る感じは衝撃的ながら、本作の残虐部分のおおよそ7割を担う白川ユダ、コイツがあまりにも魅力が無さ過ぎて…(「ナイフを舐めてヒャッハー!と襲い掛かって来るタイプの雑魚」みたいなヤツが不死身さを盾にずっと負けずに出て来る…)。
主人公・ザックに関しても、ターちゃんの持つエロさが人間愛の裏返し、みたいな事も無く、ただただスケベ(メインメンバーに一応女の子も居るものの、ザックのその属性を披露するためだけのキャラ…)・ただただバトル野郎で…。
おまけに亀虐・犬虐描写アリ、作劇上主人公は殺せないので代わりに…という感じで、意外とか怖いとかよりも、キツい…という感じでありました、ザンネン。


0 件のコメント:
コメントを投稿