怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆
同人誌『ふたりのひみつきち』収録4作にホラーM掲載未収録4作を加えた、電子限定作品集。…何故か同人の方では表題作が「血と骨のカーニヴァル」の表記だったのが、本作では再び雑誌掲載時のこのタイトルに。
2006-08年に掛けての作品群はまだ「うぐいす祥子の形成期」の様な感じ、ゴア表現は既に完成されているものの、絵柄に他作家の影響が濃厚だったり(見当違いだったらお恥ずかしい所ですが、作品によっては楳図〜児嶋都っぽさがあったり、伊藤潤二っぽさがあったり)、のちの自作のアーキタイプ的な作品があったり、という楽しみ方も。
個人的には祥子先生の「グロいシーンは徹底的にグロいのに作品の構造・論理は真逆の様にナンセンス」な所がまた作風として大好きな所ですが、本収録作はページ数もあってかほぼナンセンスさは無し。
そうしたシリアスさこそがホラーの肝要な部分である、という方もいらっしゃるやもですが、自分はナンセンスを併せ持ってこそ、の作家だと思います。
余談、先述の「アーキタイプ的な」に関して、『死人の声を聞くがよい』『ときめきのいけにえ』にチラッと出て来る「蛤ハム子」なる漫画家がいらっしゃるのですが、「血骨の謝肉祭」に「ハム子」というキャラが登場、こやつ蛤ハム子先生の学生時代か!?と嬉しくなりました(作中でほぼ死んだ描写が出ますが…)


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