Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年5月14日木曜日

梅香織『悪夢』

 

怖さ:☆☆ 

造型:☆☆☆

状況:☆☆

単行本の出なかったホラーM作家・梅香織、電子限定作品集。

ホラーMは比較的血の出る雑誌ながら、その中でも景気の良い流血・人体破壊っぷりで読者をドン引きさせていたであろう、作家・梅香織先生。

最初に収録されている「集中力のススメ」の開始3ページ目でもう、酷い破壊っぷり。

脳を沸騰・破裂させる奇病を描く「うごめく恋」、憧れの先輩に見初められるために自身の人体をアクセサリ化し始める「ビーズクラブ」、幼女が防犯パトロールの腕章を付けた青年を警戒する内にほぼ性的要素の無い早見純漫画みたいになる「防犯パトロール」等々、兎角、「ホラー」よりも「ゴア」「スプラッタ」が前面に出て来る!仮にもお前、「少女誌の漫画」だろう!!と突っ込みたくなる程容赦の無い破壊っぷり。

表題作に至っては「わちゃわちゃしてたら姉が幼い妹を階段の上から突き落としてしまう、首が折れたかの様な姿で何故か普通に起き上がった妹は、中身が悪霊に入れ替わったかの様に暴虐と破壊の限りを尽くす」というもの、その事象は自身・姉・飼い猫に向けられるのみながら、よくもコレだけの、ほぼ残虐描写だけ漫画が雑誌に載ったものだ…と成人中年男性の自分が引く様な描写の漫画。スゴいです(…ただまぁ、それらが「ホラー漫画として面白いか」というと…)


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