Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年6月2日火曜日

白川まり奈『狐狗狸屋敷』

怖さ:☆☆☆ 

造型:☆☆ 

状況:☆☆☆

ある夜、一部では「狐狗狸屋敷」と呼ばれる廃屋で、一人の少女がこっくり占いを行った。それにより、彼女は恐ろしい運命に巻き込まれていく事となる…。

「こっくりさん」を物語の中心に据え、占いの結果や占いを行う事で呼び出されたものによって狂わされていく人々の命運を描く怪奇漫画。

『鬼姫おろち』や『吸血鬼伝』の様な、まり奈先生の他新書判作品に比べると、些か登場するバケモンの魅力や描画されるものの迫力が薄く、少し怪奇漫画としては見劣りする所がありますが、「連鎖する呪い」や「忌まわしい因縁」によって紡がれる流れ、そして予想を裏切るオチ、といったストーリーテリング部分においてはとても美しく、「ホラー漫画」として見るならばまり奈先生の作品群の中でも随一の様にも思います(個人的には「あの見開き」で終わってしまえばより美しかったかと)。



0 件のコメント:

コメントを投稿