「書肆鯖」の中の人のブログ。本と漫画と映画とロックと芸術と妖怪とに埋もれて暮らしたい。ホラー漫画と変な本を探すのがライフワークっぽい。
怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆
長期シリーズ中の内の一冊、あまり期待せず読んでみると、具体性のある夢幻紳士というか、耽美な妖怪ハンターというかでとても面白くて、シリーズ作を全部読んでみたくなって来ました。
収録作は概ね上記の様な雰囲気ながら、表題作は真相を解き明かそうとする・怪奇な事件の奥に怪異な存在が居る、といった他作の感覚とは些か違う、スタンリイ・エリン「特別料理」の様な作品…と浅はかに思うこちらを、もう一段鮮やかに裏切ってくれる良篇でした。
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