Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年7月2日木曜日

高橋葉介『ストーリィ・テラー』

怖さ:☆

造型:☆☆☆

状況:☆☆☆

話者が持ち込んで来るグリム童話をモチーフとした怪奇譚の中に、怪談誌の編集者・九鬼奇句子(九段九鬼子のもじりか?)(『魔実子さんが許さない』『拝む女』にも九鬼くんが出て来るけど血族か?)が潜り込んで、話を作り変えてしまう。

おそらく2026年現在でも奇句子さんは本シリーズにしか登場してないんでないかと思いますが、狂言回しでありつつも、夢幻さんとはまた違うアプローチで怪異から人を救うヒーロー譚の様相もあって、また活躍して欲しいお人。

奇句子さんが良い様に話を作り変えてしまうのでホラー度は薄いものの、扉絵やキメのシーン、クレパスで描かれる幻景は、時折惚れ惚れする様な美しさを生じさせます。


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