怖さ:☆☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆
円山みやこ、ホラーM作品集・2冊目。
青林工藝舎の同名タイトルと収録作が全く違うので当たり前ながら、本単行本が圧倒的に表題作が強いものの、ほか4篇を併せた(というか1冊目に入らなかった作品を掲載順で収録しただけではあるものの)事で「ホラー漫画」作品集として成立したのに対し、収録作の概ね全てを実録系でまとめた青林版は「(社会派)ドラマ」といった感じ。
表題作は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を題材とし、被害者視点による私漫画的作品。「ホラーM中期」、やや過激さで売る路線もあったせいなのか、装画でもう、痛ましい。
ほかの作品も、それぞれ自殺・近しい友人同士のいがみ合い・拒食症・ネットでの出会い、といった、普遍的かつ時代性の強いテーマで、「90年代におけるイヤな空気」がしっかり保存されている感じがします。


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