Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年5月25日月曜日

池川伸治『きちがい料理 カラカポン』

 

怖さ:☆☆☆

造型:☆☆

状況:☆☆☆

まんだらけ怪奇貸本基壇シリーズ22。

池川先生の貸本漫画、何冊か程度は触れて来てはいたものの、未だ出会えなかった二作を合本化してくれました。ありがとうまんだらけ。

「きちがい料理」は、お金持ち一家・秋本家の父が、日本一の料理人・鬼桜(老婆)を知人の伝手で呼び、派遣料理人として一週間その腕を振舞ってもらおうとしたところ、その「日本一さ」は「きちがいっぷり」として発現されてしまい…。装画でもうオチが表されちゃってますが、とはいえ、どんな一週間が秋本家に襲い掛かって来るのか、なんでこんなヤベーのが「日本一の料理人」として知られてんのか、整合性とか論理とか倫理とか、全てを捨てて、一家よりも読者に漫画が襲い掛かって来る!! 素晴らしい狂気のドライヴ感でした。

「カラカポン」は、何と言うか、もうその音(おん)が魅力のほとんどであり、割とグダ付いた展開でラストの見せ場まで連れて行かれて、せっかく合本にしてもらってありがたい所ながら、前者だけで良かったんじゃ…?とはちょっと思うところ…。

なお、2026年現在、まんだらけの『きちがい料理』買取価格は12万(25万出し?)、本復刻版もオクやメルカリで2万前後で推移している感じ、早めに手に入れるに越した事は無いかと。




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