怖さ:☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆
少女時代に、ミイラの様な異常女性に襲われた経験のある島・夜泣島へ、教師・海辺涼子は縄文生活の擬似体験をするために生徒を引率して訪れる(なんで怖い思いした島に行くんだよ!)。
今昔物語「頼光郎等平季武値産女語」、 頼光四天王のひとり・平季武が産女に会う話を引用しながら、「我が子を思うあまりミイラ化した後も動き続ける母らしい存在」に、「『魔呪力』なる特殊能力を開眼した子供たち」が対抗する。
…というのが主筋ながら、子ども達が分派・仲間に襲い掛かって食べようとしたり…って『蝿の王』の筋じゃねえか!!…「妖怪の名前を持って魔呪力を使う子ども達」の設定でもう、ひばりの単行本一冊の分量としては内容が多過ぎる!…面白いけど、ちょっと詰め込み過ぎた感じの内容ではあります。
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