概念の定義は難しい。
例えば生、例えば死。
愛とか希望とか夢とか絶望とか勇気とか哲学とか読書とか神とか悪魔とか
其れそのモノに触れる事が出来なくとも、この世に山ほど存在する「概念」。
様々な時代の、様々な人が色んな定義を残し、色んな本を遺しているというのに、
一向にそれぞれの概念について論じる事が止む気配はありません。
僕が思うに、
全ての概念は結局の所自分で「あっ、なるほど」と納得するまで
論じる当人にとっては定義付けられないものなんじゃないかと。
各々の血肉に、真理になるまで、概念は其処ら辺をフワフワと浮かび続けるのです。
そんな概念の内の一つ、
「芸術」とは何じゃらホイ、とある実例を通して考えてみようかと思います。