青木智子「かいこ女」

青木智子「かいこ女」
怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆


ヒーッ全然毎日出来てないよーッ　がんばろ。

『花子さんがきた！！』単行本。
90年代にポンキッキにてアニメが放映された、学校怪談シリーズの書籍版。
とはいえ花子さんが登場する話は収録数の半分程度で、３編ほど収録される漫画に至っては１編大体6ページ前後ということもあり、全く花子さんは登場しません。

その中でも、青木智子先生の漫画はやばい。

「かいこ女」。
雨の日にかいこ女が現れる、というだけのよく分からない噂が小学生たちの間に広まる。
実際に少年がかいこ女に出会うシーンが描かれます。
が、これページ数が少な過ぎて「何にも分からない」んです。
かいこ女は人間に対する怨みの現れか何かか？
現れたかいこ女は何をするのか？
何故「かいこ」で「女」なのか？
一般的な漫画作品における「説明の無さ」は不出来の見本としてあげつらわれますが、ホラー漫画、こと「青木智子作品」においては、それが意味不明な恐怖へ加算され、「威力」として備わっています。

嗚呼、青木智子作品だけをまとめて読みたいよーッ！！

なお、「花子さんが来た」単行本は全10巻、
「新花子さんが来た」は全20巻。
一度は全部集めてみたい、と思いながら集めていますが、未だ道のりは険しい…。