怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆
☆満点作品です!
「みんなが選んだいちばん怖い」なんて言われて、ホントにこの作家陣・作品選でええんかぁ〜?もっと神田森莉とか日野日出志とか入れんで良いんかぁ〜?(なお本書の刊行は2003年)などと訝しみながら読んだものの、作家のセレクトはともかくも、各作家ベスト級と言っても良いナイスセレクト。
編者の明確な明記等無く、「みんなが選んだ」ともあるので、おそらく本誌ではがきによる投票が行われた結果、このコンビニコミックが刊行されたものと思いますが、誌上企画の現物は残念ながら未確認。
個人的には特に小野双葉「ゆうこちゃん」、未収録と思しき犬木加奈子「虫のおしらせ」、虫の知らせで死者が知らせてくれたのかな、と好意的に解釈しようとすると、話者が話しているのも死者で、それを教えてくれた人も実は死者で…と無茶苦茶に虚実を主人公と共にグチャグチャにされてしまう作品・蕪木彩子「虫少女転生」、同作家の「虫喰い」の変奏的作品ながら、より主人公とその側に居る友人との関係性にフォーカスした様な作品、特に鮮烈です。
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