「書肆鯖」の中の人のブログ。本と漫画と映画とロックと芸術と妖怪とに埋もれて暮らしたい。ホラー漫画と変な本を探すのがライフワークっぽい。
怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆
ちゃおホラーコミックスの単著としてはデビュー単行本となる、久世みずき短編集。
収録6篇のうち、夢の中で「存在」を食べる怪異達のお茶会に行き会ってしまう「真夜中のお茶会」の異様な舞台設定も素晴らしいところですが、現実にプレイ内容が影響するゲームを描く「姫の棺」、気軽にこんな力が手に入れられたら良いな、という設定は如何にもちゃおっぽくもありつつ、現実そのものがゲーム化・チープ化している事への批評性も併せ持っている様でとても面白いところ。
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