怖さ:☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆
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「誰でもない(ダレ)」というアカウント名で、誰でもないさんが散発的にTwitter上で発表していた4P漫画達が、「ある街で散発的に起きる怪異をまとめるサイトの管理人の少女」によって一つの物語に収斂されていく。
…初読では無いというのもあるかと思いますが、やはりこの漫画達にとっては「読まれる場としてTwitterが最適だった」と思います。
「恐ろしい話…に見せかけて実は」という起承転結の巧さが、紙でジックリ読むよりも、Twitterでパッと見るのに適した形だったなぁ、と。「こっちが内容を知ってる」「紙で触れてじっくり考える余地がある」と、ちょっと魅力が減衰してしまう感じが…。
とはいえ、著者のホラーセンスの高さと人間としての優しさ、何度も触れてみたい感覚があったので、紙にして手軽にいつでも触れられる様にして頂けたのはありがたいところです。
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