怖さ:☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆
中学の自然科学研究部内、怪奇探偵局・超自然現象研究調査クラブに所属するユウとレイの「ユウレイコンビ」が体験した世にも恐ろしい事件の話…という面白くなさs 、じゃない、ホラー漫画としては比較的温和そうかつ、絵柄も児童誌っぽいガワで、思わず成人読者が油断してしまいそうな雰囲気に対して、本作は二人が出会った「いじめられっ子によるオカルティックかつ陰惨な復讐劇」を語る内容であり、かつ、死ぬシーンの残虐っぷりは、同レーベル内においていばら美喜並みというか、パーツの取れ方の激しさだけ見ればそれ以上というか、みたいな、ある種の「魅力的なチグハグさ」を兼ね備えた作品です。
小学校5年生の倉井一人は、「ウジ虫」とまで呼ばれ暴力を含めたいじめを受けているものの、その恨みのパワーをコンピュータプログラムに費やして、「レディ・ネーター」なる現実に作用し得るキャラクターを作り出す。
少し年代が重なる感じもあって、「デジタル・デビル物語」や好美のぼる『悪魔のすむ学園』を想起する所もあるのですが、とかくいじめシーンの陰鬱さとその反動の殺害シーンのエゲツなさは、それらと比しても一種やり過ぎ感が。勿論そうしたニーズも普遍的にあるものでしょうが…。
ちなみに、著者のこの名義での単行本というか作品発表の場は、本作のみ。ある程度活躍する漫画家の変名だったり、どこかに勤めるアシスタントだったり、という可能性も無くは無いのですが、ちょっと正体不明。
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