造型:☆☆☆
状況:☆☆☆
☆満点作品です!
「幽霊になった恋人との擬似セックス」なる癲狂なラブコメ、一種うすた京介を思わせるシューグギャグの様なスタート地点から、「魂の在り方」「生と死の/私とあなたの違い」について、あまりに真摯な作品でした(個人的にその、人間の精神/心を茶化す事無く必死で考え続ける様子は、藤田和日郎・京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」・メギド72・(アニメ視聴途中ですが)違国日記を彷彿とさせました)。
境界を越える怖さはそのまま「恐怖」となり、ホラー漫画としても素晴らしい。
一見、人間の理解を超えた「怪異のルール」についての、登場人物達の汗をかいての考察は、結局「人間のルール」に跳ね返って来て、「自分の中の他者」だったり「恋/愛」だったりの気持ち悪さ・恐ろしさについて考えるところにも繋がって来つつも、「でもどこまでいっても私とあなたは違う」というエンディング、その結論だけを抜き出せば陳腐な文言ながら、「それを考え続けるという過程こそが人間を人間足らしめる」様でもあって、強く胸を打たれました。


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