Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2016年12月31日土曜日

三条友美『寄生少女』



三条友美『寄生少女』
怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆


2016年12月29日木曜日

このマンガがすごい2016(ダーク編)



激変の年でした。色々と生活環境が変わり、自他共に「大丈夫?」な感じで年越しを迎えます。

こんちわー。年の瀬です。
そんな訳で今年もこのマンガがスゴいを陰湿なヤツが、陰湿な感じで選ぶ。せっまいランキング、始まります。

対象は「2016年中に出版されたマンガ単行本のみ」
去年よりも今年はホラーホラー、と言いまくってて、一般新作を広く見渡せてない感がありますが、そんな俺にもこれはイイぞ、とゾクゾクくる本はたーくさんありました。
このマンにうめざわしゅんさんがランク入りして溜飲が大分下がった感はあるけども、トネガワ一位なんてなーんかおかしくなーい?みたいな方には共感いただけるかもしれない内容、やもしれませぬ。

はい、では俺がビビッと来た10冊、ご紹介します。
ベスト3以外は、順不同・同列です。

2016年12月18日日曜日

何故に人は人の創り出した世界を観たがるのか。『FANTASTIC WORLD』『惑星スタコラ』あとヴェルフリ展が滅茶苦茶気になります



まるでホラー漫画ブログの如き様相を呈し始めておりますが、そういうブログでは無くて、「コレがイイ!」「コレの感想を書きたい!」を貯めておるブログなのですよ、実は!!

ひらのりょうさんの『Fantastic World』、書籍版が非常に良かった・嬉しかったのですが、かなり時間が経ってしまって12月。もうこのマンガがスゴいなんて発表されちゃってますが、気にせず俺はファンタスティックワールドと、加藤伸吉の『惑星スタコラ』完結おめでとうと、アドルフ・ヴェルフリの初日本展が行われてヤッター!を述べていくぞ!!いくぞ!!!

2016年12月13日火曜日

2016年12月9日金曜日

日野日出志『地獄変』

日野日出志『地獄変』
怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆

日野日出志『妖女ダーラ』




日野日出志『妖女ダーラ』
怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆

灰野りつ子『ハイエナ少女の血とガッツ 街編』

灰野りつ子『ハイエナ少女の血とガッツ 街編』
怖さ:☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆


ホラーM末期の作家さんにして、「しびこえ」に先駆けて、巻数表記で無く、〜編表記で各巻が発売、されそうだったのに街編しか単行本が出なかった、悔しい作家・作品。

昭和期のホラー漫画家に比べると、何と無く平成の作家さんは「闇」を描けても「地獄」が描ける・創れる作家さんが希少な印象です。
灰野りつ子さんは、希少な「地獄が描ける漫画家」。

持って来ている絵が丁度地獄絵ですが、そういう具体的な地獄のことでは無くて、「自身が描くのを嫌なモノを、無理して、踏み越えて、地獄を表出させる」感じ。
この漫画の最初のエピソードが、「血を見るのが嫌なラーメン屋の未亡人が、雇い入れた料理人により無理やり肉の血抜き・豚骨を砕くことを覚えさせられる」というもの。
主人公たちは、その未亡人の娘・友人・更にその友人、のその三人柱なのですが、この最初のエピソードが正に「地獄」。

誰しも自分が嫌なモノには向き合い難い、掘り起こし難い。
灰野りつ子さん、多分怪奇なものはお好きなんじゃないかと思うんですが、この「ラーメン屋のエピソード」、血とか臓物とかもしかして嫌いなんでわ?と思わせる、描きっぷり。対象への嫌悪感にしっかり向き合うこと、それが人をも動かす「エグミ」に繋がるんではないかな、と思わせる良作。

変なキャラがいっぱい出て来て、ストーリーの大筋が盛り上がって来そうなところで打ち切り状態。クソッ!



2016年12月4日日曜日

流悦子『血とバラの吸血鬼』


流悦子『血とバラの吸血鬼』
怖さ:☆☆
造型:☆
状況:☆☆


まだ流悦子先生の作品、読んだの2冊目なのですが、この単行本はおそらく黒ひばりの『血のバラ乙女』と同じ内容。

いくつもの人間関係が絡み合った先に待ち受けた、ある兄妹の正体は「吸血鬼」だった…。
由緒正しき「吸血鬼ホラー」なのですが、絵は読者を怖がらせる感じよりも、「少女漫画的な美しさ」を感じるシーンが多々。

本・物語としての起爆力も同作者の『ママが血を吸う』には劣るのですが、
ただ、展開を重ねて吸血鬼に近づいて行く様子、また変に吸血鬼に対抗する力を持った人間が相対する・変に吸血鬼が超能力を持ったりするという霊能バトル展開無しにきちんと「ホラー」をしている様子は、非常に好感触。

正に廣済堂の掲げるシリーズ名「恐怖ロマン」に偽り無しです!



2016年11月17日木曜日

2016年11月11日金曜日

叙火『八尺八話快樂巡り』



叙火『八尺八話快樂巡り』
怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆☆ 

巨女・非常に肉感の強い成年コミックに定評のある叙火さんが、エロマンガに「する」対象として選んだのは「都市伝説」。
2chのしゃれこわまとめなんかで見られる人気者たちが勢揃い!

八尺様に幼少期に出会った男が、タクシーの運転手とターン毎に怪談を語り合うという方式で、八つの怪異と、怪異との快楽が描かれます。八尺様・ヤマノケ・マネキン・姦姦蛇螺・シシノケ・牛の首・くねくね・猿夢。

三条友美さんの『きりきりぎったん』を読んだ時に、エロを巧みに描ける人は「説得力のある絵が描ける」、ホラーに必要な迫力も技術として体得しているというのを思い知らされましたが、この単行本も正にそれ。
エロいし、怖い。

ヤマノケなんかはもう擬人化もしようが無いので、ヤマノケに襲われる女性というパターンで、
くねくねは何か怖い女怪がいっぱいクネクネしてて、という解釈で、
様々に「エロ怪異」を成立させて来ます。

惜しむらくは、上記の「三条友美のきりきりぎったん」の様なエロ作家の描くホラー、という訳では無く、普通に「エロ作家の描くホラー混じりのエロ」というエロマンガ単行本ゆえ、起きる出来事・絵が、まぁ当たり前なのですがエロに引っ張られている所。
なのに、怖い。
面白いのですがエロマンガとしてもホラー漫画としても、各々の要素を邪魔し合ってるような感があるのです。

なので、怖いのが苦手な人はきっちり怖いので読まない方がいいし、怖いのが読みたい人は予想以上に激しくエロマンガなので読むべきではない。けれども、八尺様!怖いよね!姦姦蛇螺をどんな風にエロにするんだろ?みたいなしっかり「前提」を了承済みの人には確実に面白い単行本です。



2016年11月6日日曜日