Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2016年11月17日木曜日

呪みちる『青空の悪魔円盤』

呪みちる『青空の悪魔円盤』
怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆

☆満点作品です!

自分の、呪先生と初めて出会った単行本。

ひばり書房を読んだり、ひばり書房を突っ込む本を読んだりして忘れていたのですが、
ホラー漫画って怖いものなんですよ。

スゴイバカみたいなコメントですけど、結構「変な絵」とか「ショックを受ける展開」を求めてホラー漫画を探していると、その「ホラー」っていう単語が段々ブレてくる感覚があります。本来「怪奇」って意味のはずなのに。

そんな中、呪みちる先生の『青空の悪魔円盤』は「きちんと怖かった」。
当時買った時は、ソフトマジックが大量にゾッキ本でも中古屋に流してたのか、なんとサインが入ってるのに400円。ゲハハハハ。

無論、何編かこれはホラーかどうか、と判断・反応に困る作品はあるものの、どの作品も「呪みちるにしか描けない絵」と「呪みちるにしか描けない話」で成立しているところがなんといっても最大の魅力。
「奇形」(奇妙な形)・「奇想」(奇妙な物語)が、自分がホラーを見たがる最大要素なのですが、この二つが確かにこの作品集にはあるのです。

少女と悪魔の歪な契約から産まれたモンスターを描く「侏儒」、
世界が壊れて画面がワシャワシャした者達に埋め尽くされる「呪いのグレート・ハンティング」
が特に好きなところです。

「ホラー」という一過性の強いジャンルながら、この文字で言い表す事の出来ない「呪みちるという怪奇の形」。多分俺はこの先何度もこの本を読むんだろうなぁ、という単行本。




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