Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年2月28日土曜日

高橋葉介『腸詰工場の少女』

怖さ:☆☆

造型:☆☆

状況:☆☆

高橋葉介作品集。

葉介先生、「昨今のグロいだけのホラー映画」をあとがきで批判しながら、若さ故か表題作や「ここに愛の手を」辺りは露悪に過ぎる(あとがきでは「ギャグ」のつもりと)と個人的には思ってしまうのですが、細密に描き込まれた絵の力でそれらも良作に押し上げてるし、怪奇漫画としての傑作「無題」「雨乞い」はあるし、そうした露悪的感覚の先を描く「義眼物語」は収録してあるし、で、例えストレートな筋書きの物語であってもやっぱ葉介先生の絵は強過ます。

葉介先生の、前期の絵柄・後期の絵柄はそれぞれで素晴らしく思うし、前期の若干ストレートに表し過ぎて露悪に走ってた語り口が、大人夢幻辺りになって曖昧になっていって、「怪奇」としての説得力を持っていくのも、(良い意味での)作家の変遷として、とても良く感じるところ。(「マンガ少年版」辺りもそれはそれで魅力があるものの)


 

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