怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆
東京三世社、オリジナル作品集。
表題作は、「居酒屋げて」の常連としてゲテモノ呑み食いを好んでいた主人公が「本物のゲテモノ」が食べられるお店に連れてってもらう、というもの(表紙の耳おっきい人はまた別の作品)。
収録作の多くは、神経症を拗らせた様なシンプルなストーリー構造(これが起きたら/あったら嫌だなをただただ膨らませた様な)・スプラッタ色の強い描画(とかくド派手な絵)で、怪奇の中に寂しさを混ぜたり、血や臓物や腐肉を正面切って描きながらそれらが作品やキャラにとって意味があるものだったり、というのが魅力の日野作品としては、若干物足りなさも感じてしまう作品集です。
縁日で買った幼虫がカブト虫かと思ったら脳味噌を吸い取るバケモンだった、「満月の蟲男」の無茶な力強さは中々好きなところ。


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