Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年3月31日火曜日

大久保昌一良、玄太郎『妖魔魍魎花伝』

 

怖さ:☆☆

造型:☆☆☆

状況:☆☆☆

歌舞伎の名家・柊屋に生まれながらも、腹違い故に二人の兄に虐待紛いの扱いを受けながら暮らす、幽也。しかし、彼はその母から受け継いだ異能により、柊家を影から守る宿命を負わされていた。

『男!日本海』という、ちょっと作者の正気を疑ってしまう様なバカエロ漫画の著者として名高い玄太郎先生ですが、そのキャリアの中期辺りには、横溝正史原作作品等、一定数怪奇劇画作品も著されています。本作は、その中でも最も長期連載されたと思われる劇画作品。

「恐怖」よりも「伝奇バトル」的感覚の目立つ作品ですが、80年代・怪奇的なものと超能力的なものが盛り上がりつつあった時代の空気がギッチリと流入した事が感じられる、サイキックバトル・妖怪退治・官能劇画、様々な要素が凝縮された恐怖伝奇劇画です。


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