川口まどか『少女が壊れたとき』
怖さ:☆
造型:☆
状況:☆☆
造型:☆
状況:☆☆
『死と彼女とぼく』の川口まどか短編集。
全体的に、ホラーというよりはファンタジーかなぁ、という内容でちょっと☆少なめな評価ですが、面白い単行本ではあります。
表題作の中編より、短編が中々にキレており、空から視線というか眼の幻影の様なものを感じていた少女が、徐々に大人になりその正体に勘付く「空から見ている」、悪夢と現実が重なり奇妙で残酷な風景が現れ出づる「彼女の見る夢」は、きっとホラー漫画ファンも納得出来る、奇妙さと訳の分からなさを兼ね備えた名品です。
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