古賀新一『人間怪獣トラコドン』
怖さ:☆
造型:☆☆
状況:☆
「怪獣マンガ」だと思って遠ざけていたけど、思ったよりも全然「怪獣怪奇マンガ」だった。「ひばりオリジナル大怪獣シリーズ」5作目。それまでのシリーズ作品は明瞭に「怪獣マンガ」と言えるものですが、本作は古賀先生の味付けにより、きちんと「怪奇」の織り込まれた怪獣もの。あとがきに、怪獣ブームに対する古賀先生の見解・本作がこうなった所以の感覚が現れています。「怪獣もの」はこの後も多数造られ、中には怪奇味が滲んでるものもありますが、「怪獣怪奇マンガ」に絞って言えば、最初期の作品でないでしょうか。
ちなみに肝心の中身、タイトルで概ねネタバレされていますが、怪獣になっていく・なった、にいさん。
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