2009年に既に解散してしまっているGrammatics。
商業的に成功しているとは言い難いのですが、聴き易さと幻惑的な雰囲気が同居しているこのバンド、知れば気に入ってくれる人も結構多いんじゃないか、ってことで布教したいです。
コクトーツインズやレディオヘッド、
もしくは来年の日本公演で沸き立つマイブラッディ・ヴァレンタイン辺りのリスナーなら
きっと気に入るであろう音。
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Grammaticsはギター・ベース・ドラムにチェロを加えた四人編成バンド。
2009年4月にファーストアルバム「GRAMMATICS」を出した後解散してしまい、
結局アルバムは一枚きり。
ベースとチェロで低音被ってるやん、と字面だけ見ると思ってしまうのですが、
ベースとチェロの役割分担がまた素晴らしいんです、このバンドは。
そうするとちょっとシューゲっぽい感じになるのですが、ギターがあまりノイズ系のエフェクトをかけてないせいか、シューゲよりもポップさが際立つ印象に。
ボーカルのOwenって人は元々Colour of Fireってバンドのフロントマンだったらしいのですが、
こっちはエモエモし過ぎてて、あんまり俺は趣味じゃありません。
Colour of Fireの、若さ漲る雰囲気から方向を変えて、
一気にバンドは耽美的・文学的・幻惑的へ。
歌詞内容についてはこちらをご覧あれ。
ボーカル、ギターから、俺はコクトーツインズを連想しました。
でもそれよりはもっと現代風というか、アークティックやらブロパに接近した様な少しダンサブルな雰囲気というか。
いわば、「ポスト・コクトーツインズ」みたいな印象を受けたのです。
結構日本人で好きそうな人多いんじゃないかなー、って思うのですが、解散してしまってはもうどうしようもない。寂しい・・・。
個人的にはこのアルバム、ファーストトラック「Shadow Committee」の、
フワフワしたギターノイズからの、ジャーン!で最高に胸が掴まれます。
それで、2.「D.I.L.M.M.A」が美メロかつポップ過ぎて、何回でも聴けます。
ちなみに、そのボーカルのOwenさんは、現在では「Stalking Horse」ってソロプロジェクトで、サポートギターみたいなことをやってるようです。
こっちも非常に雰囲気が近くてカッコいい。しゃーないので、こっちを応援しますか・・・。
耽美!
➼探偵・陰溝蠅兒の奇妙な冒険『夢幻城殺人事件』
ロックイズノットデッド!
➼決して消えない光がある『正義隊 4』
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