怖さ:☆☆
造型:☆☆
状況:☆☆
「怪奇ロマン傑作選」となってはいるものの、わたなべ先生が選ばれた訳でも、その作品群の中から傑作怪奇漫画が選ばれてる訳でも無い…というところに若干注意な作品集(あと、原画は同じながら、この電子版のものより単行本の表紙の彩色の感じの方が抜群にヨイです)。
洋風四谷怪談的な「水曜日の森」、空前絶後のカメレオンホラー「白いカメレオン」、洋風牡丹灯籠的な「13本のカメリア」、3作を収録。
特に「白いカメレオン」は、植民地ものらしい異国感と、カメレオンがキーになるという点と、で特異性の強い怪奇漫画。3作ともゴシックな雰囲気に溢れていますが、個人的にはコレが好き。
2026年10月3日、わたなべまさこ先生、97歳にてお亡くなりとの報。
「聖ロザリンド」含め、わたなべ先生の怪奇漫画はあまり肌に合わなんだけど、わたなべ先生の偉業は何がしかのクリティカルな一作を産み出した事よりも、とかく「少女漫画家としてとても長く活躍された」事にあると思う。70年長の長きに渡る精力的な作家人生、ありがとうございます。


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