Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2010年6月17日木曜日

コラージュ

 最近、いとうせいこうの参加している□□□(クチロロ)というヒップホップユニットの「ヒップホップの初期衝動」という曲を聴いてはっとすることがありました。
□□□ - ヒップホップの初期衝動

「そのシンプルさに俺は強く感動し、歩く速度のそれぞれの四拍子、言葉と足が絡み合うようにし、あらゆるアイデアにヒップホップ応用し」
 好きなら、何でもそれを適用してみろと。
 人が作ったものには何らかの意図が存在しています。その意図が金儲けだろうと性欲だろうと、何らか作ることの根拠が存在している訳です。好きになったなら、それ位読み取れて当然。じゃあ読み取って何をするか。その他の生活の部分にそれを応用してみるのです。

 無意味な事は何も無い。要は何処まで考え続けられるか。意味を見出せないなら、確かにそれは無意味です。即刻、やめた方がいい。でも、何かの意図をそこに見つけたなら、それを感じる事は決して無駄じゃないという事を後押ししてくれる様な、力強いメッセージ。
 ちょっと元気になりました。

 歌詞が「はじめに言葉ありき」という世界一有名な引用から始まるのですが、聴く人の精神状態によっては同じ聖なる文言として受け取れるほどの輝かしさがあります。

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