やったー!
松井優征さんの新連載が始まったよ\(^0^)/
前号のジャンプのオーラの無い表紙と比べて、
この表紙買いしたくなる雰囲気、素晴らしい!
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先生?らしき人物?が、朝礼を行っている模様。
それに向けて銃を向ける高校生らしき人間たち。
・・・どういう状況・・・?
「先生」は最高時速マッハ20、月の七割を何らかの手段で蒸発させる、という超チート生命体。
そのあまりの素早さでもって、ナイフ攻撃を仕掛けてくるのを全て避けながら、その人の眉毛を整え、飛んでいる戦闘機をピカピカに拭き上げる始末。
そんな「先生」を世界は「ヤバい」と感じて、各国が協調して殺そうとしているのですが、
まぁそんなチート生物を殺す方法も無く。
地球生まれ地球育ちながら、遥かに地球基準を越えてしまった生物、「先生」。
月を破壊し尽くしたように、彼は来年の三月には地球もぶっ壊してしまうらしいのです。
で、その猶予期間を上げる代わりに、彼の出した交換条件。
「殺されるのはゴメンですが…椚ヶ丘中学校の3年E組の担任ならやってもいいと」
???
ひとまず人類はこの脅威に対して、「殺せる弾丸」を開発しました。
ですが、マッハ20で移動し続ける彼に対して、それを当てる術が無い。
故に、世界は彼の出した交換条件を呑み、「椚ヶ丘中学校の3年E組」に人類の命運を託すことにしたのです。
方法は問わないので、彼を殺せた生徒には政府より100億の報酬が。
なんだこの設定。
ちなみにこの「E組」は名門進学校・椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ組。
主人公?の渚君も、E組への進学が決まった際には「お前みたいな落ちこぼれの顔見なくて済むのが嬉しい」等と言われる始末。
あまりに激し過ぎる差別。
生徒達にもその「落ちこぼれであることへの諦念」が漂っており、淀んだ空気のあるクラスです。
故に、彼らは自分たちの将来とは既に無縁な100億という成功報酬に向けて、様々な手段で「先生」を狙う。
渚君はあまりにも影が薄過ぎるため、先生に感付かれずに近寄れるのでは?と
(「影が薄い」能力の主人公多いよね、最近!『バニラスパイダー』とか『バニラスパイダー』とか『バニラスパイダー』とか!あと黒子のバスケ)
ジャイアンタイプの同級生に、自爆テロ要員として選ばれます。
「落ちこぼれであること」、「誰からも気にされないこと」、その絶望が、渚を動かす。
だが、彼の必死の行動にもかかわらず、「先生」は渚の暗殺を回避。
そうして、先生の顔色が変わる。
そうこれ!これぞ松井優征作品!
今までニコチャンマークの様な、シンプルかつ可愛らしい顔立ちだった「先生」が豹変!
松井さんの前作『魔人探偵脳噛ネウロ』の魅力の一つとして、一見探偵漫画風に推理を進めていくと、最後に犯人キャラが本性を露呈させる、というところがありました。
「社会性」という皮を最後の最後で引っぺがし、その人の根底がさらけ出されるのは、エンターテイメントであり、ホラーであり、ナンセンスであり、文学であり。
何故彼はそれほど激怒したのか?
「友達を」「自分を」大事にしなかった生徒達が許せなかったから。
自分を殺そうとしたアイデアはグッド、と褒める辺りが素晴らしい。
「教育」という言葉について考えさせられますね!
まぁギャグっぽい感じではありますけども、本作『暗殺教室』においても、
先生を殺そうとする→人間が一番必死になる部分を露呈させる
ところで、先生や生徒達が本性を露わにする所でエンタメかつ人間ドラマ、なシーンが観れそうでワクワクします。
そして意味深な回想シーン。
ネウロのラスボス、シックスの様な禍々しさを感じるシルエットですが…?
最後の最後で「先生」は「殺せんせー」と命名されました。
名付けられて良かった良かった。
なんて酷いネーミングなんだ。
ネウロの、エグイふざけ方が好きな人に勧めたい。
部屋はこころの鏡。
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