Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年5月12日火曜日

寺沢大介『WARASHI ワラシ』

怖さ:☆☆

造型:☆☆☆

状況:☆☆

全4巻。

中2のあん子は友人を連れて、田舎の祖母の家へ。祖母に「近付いてはならない」と言われたお堂に三人で向かい、友人が中の石に触れると…。その時、祖母から貰ったお守りの中から「ワラシ様」が現れる。

序盤こそ、「ワラシ様固有の特殊能力で難事を起こす妖怪とのバトルを行う漫画(とはいえ序盤から容赦無く人死にが発生し「この低学年向けの妖怪漫画っぽい雰囲気で血ィどばで大丈夫?」とちょっと心配になる)」ながら、徐々にドラマが生じていき、一旦そのドラマが終わったところで、「毎度起こる怪奇事件をワラシ様の力で何とか収束させるホラー漫画」と化していきます。

…なのですが、あまりその展開に人気が無かったのか、僅かなページ数で「連続ホラー漫画」的な部分は終わり、一気に「生じたドラマ」を畳んでの駆け足最終回。悔しい!

なお、出て来る妖怪の半数以上は寺沢先生による創作妖怪。時たま現れる幻想的な舞台であったり、もしかすると寺沢作品の中で最も「寺沢大介の怪奇幻想小説好き」が反映された作品なのやも。



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