怖さ:☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆
本作が単著単行本としては唯一のものながら、精緻なミリタリ描写・グロテスク/スプラッタも踏まえた縦横無尽なSF感覚・80年代的ナンセンスさを併せ持ち、カルト的・局所的なファンを持つ作家。
のんびりしたタイトルに似合わぬ異様な装画に、作品の空気感が表れています。
個人的には、AIが肉体を得て活動する世界観で却って言葉が強い力を持つ「JAIL ALICE」、人間がロボ兵士を伴う探索任務中に正気を失い投薬の上でロボの指揮下に入る描写の「お父さんと一緒」、のSFセンスに痺れました。
また、「リュックサックレシ」はSF機構を前提としたホラー、「胎児のはらわた」はサイキックなスプラッタホラー。
…もっと仁木先生の作品が見たいものですが、作家の現況は90年代に入る辺りで途絶えたきり…(あと表題作はちょっと、作品の読み方がさっぱり分からなんだ…)。


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