Subbacultcha
「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。
2011年9月11日日曜日
テイルズ・オブ・画太郎・ファンタジア『ミトコン 1』
あの漫☆画太郎先生がファンタジー…だと…!?
ハイハイ、どうせ表紙だけ可愛い感じを醸し出しといて、
中身はエッグい内臓やら血やらババアやらが飛び出す画太郎ギャグマンガなんでしょ、
という思い込みの下、ページをめくると、
その幻想をぶち殺されました。
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ちなみに僕自身はこの『ミトコン』を読む以前に読んだ画太郎漫画は
地獄甲子園、ババア☆ゾーン、まんカス等のエグイ奴だったので、
そもそも画太郎先生の描く可愛い女の子キャラにカルチャーショックを受けました。
(まんゆうき、読みたし)
口絵。
何、この普通の萌え漫画くさい雰囲気。
別段このキャラクター達が口絵しか出て来ないとか、
出て来た途端首切られて死ぬ、とかそんな事は無く、彼女達がメインのキャラクターの一部なのです。
い、良いのか!?画太郎先生がその路線で行っていいのか!?等と
ちょっとしたファンの方なら心配してしまうかもしれませんが、ご安心召されよ、
えーと、1、2…開始して、8ページ目で最初の死人が出ます。
もう、画太郎先生とエログロナンセンスは切っても切れませんからね、
ババア、というか裸のキャラクターはいつもと違ってほとんど絡んで来ないので、
無意味なエロは絡んで来にくいのですが、
無意味な死はいつも通り盛り沢山です。
そしてコイツが、主人公達が一番最初に立ち向かう敵。
ナニコレ… ガチドラゴンやん…
コイツも、この漫画と同じく見かけ倒しじゃ無くホントに強い。
記事のタイトルを某ゲームからお借りして来ましたが、
どちらかと言えば『ベルセルク』の方が雰囲気が近しい位の、
ダークな香り漂うファンタジーなんですよ、この漫画。
容赦無く発生する人死に、
理不尽な程にハードな展開、
主人公の武器は飛び道具や魔法では無く肉弾戦、
新天地を求めて海に出る、
主人公の能力と同格かそれ以上に強い敵、
主人公の強さに恐れを為し、モンスター以上に主人公を怖がる民衆、
登場時から強さレベルがマックスで成長する事の無い主人公、
ほら、こんなにもベルセルク。
違う所って美少女が主人公って所だけじゃない?
あ、ベルセルクベルセルク書いてて気が付いたんですけど、
ガッツのあの不幸っぷりから鑑みるに、ベルセルクってギャグマンガだよね。
まぁ僕が何処まで嘘吐いてるのかは、ご自分のお眼目でお確かめ下さい。
割と嘘じゃないです。
ファンタジーの王道を行く、現代に作られたアニメ映画。
➼超良作少年漫画映画『ヒックとドラゴン』
「物語」について。
➼藤田和日郎の描きたかったドラマはココに在る『月光条例 14』
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11/5 追記
最終回が色んな2chまとめブログで公開され、ネット上ではそこそこの知名度を得た本作。
どうやらヤフオク、アマゾンマケプレ等からすると1000円前後で取引されている模様。
店頭で見つけたら、即確保、転b、じゃなくて適正価格で買えるなら是非手に入れておくべきです。
そこそこの知名度を得たからこそ、重版がかかると思っていたんですが、
何をやってるんでしょうね、出版社は!
アマゾンの、電子書籍化にプレッシャー掛けられて怖いよー、なんて言ってる暇があったら、
『ミトコン』とか相原コージさんの『真・異種格闘大戦』とかのような、現在でも続巻が発売され、かつ一定の需要があるにもかかわらず需要と供給が一致していない箇所を目ざとく見つけて、重版を掛けてくれればなぁ、と思うんですけどね…
とりあえず、現状では『ミトコン』は定価の倍額位までなら、とりあえず損は無い、という状態です。
もしかしたら、二巻発売時に同時に重版が掛るかも、という感じですね…。
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