怖さ:☆
造型:☆
状況:☆☆
ある女子中学校、新任の相沢先生は、美人で知的で先進的。あっという間に担任クラスの生徒から絶大な信頼を受け大人気、…にも関わらず、それまでクラスで一番の成績だった千代子は、一ヶ月で最下位の成績に落ちてしまうほどの、「ミツ子先生との合わなさ」を感じていた…。
タイトル通り「先生が亡霊だった」という話しながら、フツーに全校朝礼で紹介されて赴任して来るし、亡霊的な能力よりは(いや、使うには使うんですが)千代子の親に圧を掛けてみたりクラスを支配して千代子を物笑いにしたり孤立させてみたり、と、怖さのベクトルが違うというか、現実的なモンスターティーチャーというか…。
好美先生の作品によくある「怪奇な描写はあるけどそれ怖いはなしか…?」な作品ではあるものの、決して好美作品として魅力が無い訳では無いので、是非(亡霊は置いといて)お読みくださいまし。
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