1960年代、アメリカ合衆国に初めて現れたサイケバンド。
僕は『サイケ』の定義がよく分からず、何となくビートルズ中期、イエローサブマリンとかルーシーインザスカイといった曲っぽい音のバンドの事と思っていたのですが、
このバンドを聴いて「なるほど、これがサイケじゃねーの」という定義を持った気がします。
ロック×LSD×電子音楽。それがサイケだとすれば、正にこのバンドこそサイケデリックなのです。
で、このバンドの電子担当が「エレクトリックジャグ」という筒というか壺というか、みたいな楽器。
どの曲にもこいつの「トゥクトゥクトゥクトゥク」という摩訶不思議な音が混入。
担当の人は、そのトゥクトゥク音をひたすら出す係なんですよ。
オーケストラのシンバルのような、多分必要なんだろうけど、知識の無い人から見るとものっすごいどうでもいい役どころに見えるポジション。
でもこの変な音が混入しているおかげで、ガレージ系の頭が軽くて楽しい感じが1.5倍増しです。
ココから、ジェファーソンエアプレインやらグレイトフルデッドやら。
そしてビートルズに繋がり、ピンクフロイド、クリームといったガチサイケバンドに繋がっていくと考えると、何だか変な感じ。
まぁ僕がこのバンドと出会ったのはそうした背景を踏まえたからでは無く、
入ったCD屋さんがサイケデリックめちゃ推してて、さっぱり買いたいモノが分からなかった僕が、二枚組で同じ値段じゃんこのCD!よし、これ買って出よう!という何とも言えぬ小賢しい理由で下のやつを買ってしまったからなのです。
はじめて買ったサイケデリックの CD がこれだったなんて,幸運でしたね!
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