怖さ:☆☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆
磯野こずえ傑作集。とありますが、同作者のホラー(っぽい)作品集は、もう一個あるとはいえ、「ガチホラー」といえるのはコレのみ、あとは少女漫画っぽい単行本のみ。
ちゃおホラーとかヤバホラのような「それと分かる表記」、一切ホラー・恐怖等表記が無く、その割に少女漫画・少女ホラー的ノリからの人体破壊の思い切りが良過ぎて、表紙から「少女ホラー」を期待して手に取った読者にトラウマを植え付けたであろう作品。
下の画像でその酷さがお分り頂けるかと思いますが、コレはまだ「ベスト」ではありません。
展開としては、まぁギリ少女ホラーの範疇、驚く様な名作、とは言い難いのですが、あまりにその破壊描写が酷い。結局「ホラー」とは落差であり、読む人を「少女漫画のちょっと怖いヤツねー」と油断させといて、「ゴアホラー」。
一級ホラーとは言い難くも、確実にその落差が、この単行本を「ホラー名作」足らしめています。
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