Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2026年8月20日木曜日

菅原敬太『隣町のカタストロフ』

 

怖さ:☆☆

造型:☆

状況:☆☆☆

引きこもりの史哉は、突如天地の重力が真逆になる現象「地変天異」に巻き込まれる。

『地獄先生ぬ〜べ〜』の天井舐め然り、「GRAVITYDAZE」然り、「空に落ちて行く」という幻景は、美しくも何ともなくただただ恐ろしい。そうした限界状況下で起こり得る情景と人心の移ろいとを描くパニックホラー。

終盤、「どうしてこうなったか」という原因の究明・解決が描かれますが、やはりその論理部分よりも、そこに行き着くまでの様々な「地変天異」下の人々の様子、が面白い。

死地に追い込まれて生まれるドラマ、安直と言えば安直ではあるのですが、個人的にはエピソード「心配性の母」が、「カイジ」における石田さんのシーンを想起させて中々胸に来るものがありました。


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