Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2017年2月23日木曜日

伊藤潤二「恐怖の重層」



伊藤潤二「恐怖の重層」
怖さ:☆☆
造型:☆☆☆
状況:☆☆☆


Nemuki+Vol.24。

母と姉妹は、自動車事故に遭う。
母と姉は何事も無かったのだが、妹は「顔の片側が剥けた」。剥けて剥けて、一体妹はどうなってしまうのか…。

伊藤潤二画業30周年(30周年!?そんなお年だという感覚が全く無かった!!)スペシャル読切、と打ち出された本作、
30年もやってて、またよくこんなアイデア掘り出して来たなぁ、と感心し切りの作品です。アイデア・シチュエーション、焼き直しや枯渇の気配などなく、やはり「伊藤潤二ホラーだ!」と嬉しくなりました。
「層」で、過去作のあの大傑作を思い起こした方は、かなり立派な伊藤潤二ファン。

アイデア勝負なのであんまり詳しく内容についてお伝えは出来ないものの、(画業30周年なのに)前代未聞の、バウムクーヘンホラー!
…「呪い」の外の、母親が一番怖かった、ですね…。


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