Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2025年6月20日金曜日

かとうひろし『サイファー』

怖さ:☆☆☆

造型:☆☆☆

状況:☆☆

人間の恐怖心を糧とする「ガイ魔」たちとの、超能力少年少女の過酷な戦い。

ジャンルとしては「ホラー」というより、「能力バトル」だったり菊地秀行や『デビルマン』なんかに連なる「伝奇アクション」なのですが、敵・ガイ魔が恐怖を糧とする故に、彼らが何かをしようとするとついスプラッタ/ホラー的な展開・絵面になってしまい、絵的にコロコロ連載作品でこれは大丈夫なのか、と思ってしまうほど過激なシーンも。

メガテンとか寄生獣の「母だと思ったら母じゃ無かった」が延々続く…様な。ノリだけはきんと少年漫画なので、作品の感覚と描写のドギツさの落差にも、ショッキングな印象があります。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿