Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2024年8月28日水曜日

滝沢解、松森正『人魚海域(マーメイド・ゾーン)』

 怖さ:☆

造型:☆

状況:☆☆☆

…どちらかと言えば「エロ劇画」に属する作品ではあるのですが、作中論理の通らなさによって「怪奇漫画」的になってしまっているのは、果たしてやっつけ仕事によるものか、狙ってやっているものか…?

冒頭あらすじの様なものが掲載され、大筋はそれで分かるのですが(それでも「何故そうなったか」「何故彼女(達)はそんな選択をしたのか」がほぼ分かりませんが)、最後の最後で突如超常存在的なものが現れ、唐突な終わりを迎えるのが本作。日野日出志『悪魔が町にやって来る 恐怖!!ブタの町』と同じモノを描いているのではないかと個人的には思うものの、共通性を指摘しながらも、そもそも双方が「何故そこにそれを描いてるのか」が分からねえ…!!

少なくとも「恐怖漫画」では無い、という事だけは確かな作品です。

「変なエロ劇画」もしくは「怪奇漫画」…という事で…(何もまとめられてねえ)




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