怖さ:☆
造型:☆☆☆
状況:☆
「あいまいみー」等で監督も担当するアニメーター、いまざきいつきの漫画家名義のひとつ、伊魔崎斎のデビュー単行本『タンポポ茶でチョメしましょ』。
成年コミック短編集としてエロメインではあるものの、同人誌からの再掲が多く、収録作17作と単行本としては多めの収録ながら、ほぼイラスト的掌編であったり、やまなしおちなしいみなしのやおい的作品・逃げとしてのシュール的作品であったりと、カオシックな本です。爆発オチ的なグロ描写が散見される中で、唯一本作が「ホラー漫画」と言える作品かと思います。
大晦日、男子大学生らしき4人の所へ、最後の1人がやって来る。参加者の1人が餅を焼いていると、餅が意志があるようなものに変異する。もう1人がトイレに行くと、自分の男性器が意志があるようなものに変異しているのを発見する。徐々に部屋全体が狂って行く。
…という、大晦日ホラーというか正月ホラーというか、な作品ながら、特段原因も無く、怪異が何なのかも分からず、変異と破壊(殺害)のみが起きる作品。
本全体が割とそんな感じで、同作家ののちの単行本では得られないカオシックな感覚があるものの、とかく80・90年台の同人界隈で先鋭化してった「無意味」の手触りが強く、意味・恐怖・怪奇辺りを求めるにはちょっと厳しい内容か。
変な作品・変な本、である事には間違い無し。(…読んでもタイトルの意味、ちょっと分かんねえな…)
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